豊富な種類の軟式ボールをつくるワケ
「軟式野球のボール=ただの白いゴムボールでしょ?」
そんな風に思っている方が多いはずです。
違います
ボールも練習用品のひとつです。
なので…アイデア次第では練習ギアになるのです!
例えば…
野球を始めたばかりだから硬いボールを怖がってしまう
ボールをしっかり見ずに勘捕りをしてしまう
フライの落下点がわからず、なかなか捕れるようにならない
夕方から夜も練習したいのにボールが見えないからできない
雪国だから冬はボールが見えにくくて集中できない
そんな課題を克服するための野球用品があれば練習の幅は広がります。
このような課題を克服するための野球用品
=練習用のボールというわけです!
自社生産だからいろいろできる
そもそもゴム製の軟式ボールはどうやって作るの?
軟式ボールは内側と外側の2重構造です(後程画像でお見せします!)
簡単に生産の流れをご紹介!
1.ラバーやゴムなどの材料を混ぜて専用の機械で練ります
2.別の機械で練った材料を均等に伸ばしていきます
※均等な厚みにすることがとても重要です
3.ボール1球ずつのサイズにカットします
4.まずは内側の黒いゴムシートを型を使って半球体に成形します
5.内側ができたら外側のゴムシートをかぶせて金型で成形し、半球体2つを接合して球体にします
※ボールの内部(空洞)には起爆剤を充填しボールの硬度や弾力をキープします
この外側のゴムシートはどんな色でも再現できるだけでなく
なんと迷彩のような柄を施すことも可能!
色落ちしないことが最大の強み
ボール全体のカラーは、印刷や塗装ではなくゴムの原料そのものに顔料を混ぜ合わせ、ゴムシート自体を着色させて球体に成形していきます。
これを「混練り」と言います!
色のついたゴムシートから成形しているので、もちろん色が落ちたりバットやグラブに色移りすることはありません!
迷彩柄のような柄物のボールは、ゴムシートに成形した後、シルク印刷の要領でゴム用塗料を印刷していきます。
こちらもシートの段階で専用塗料を使い印刷するので、色が落ちたりや表面が剥がれたりすることなく使用できるのです!
自社生産だからこそ自由にいろいろなカラーや柄の開発ができるのです!
カラーごとに練習の効果を実感
さまざまな軟式ボールが作れるワケをご紹介したところで…
ではどんなボールを開発しようか?という商品化への検討が始まります!
前述した野球の課題「ボールを怖がってしまう」「ゴロを勘捕りしてしまう/フライの落下点がわからない」「夜間や積雪の中でも練習がしたい」そんな悩みを解決できる練習用ボールをつくります!
野球を始めたばかりの子や低学年の子の課題解決ボール
・大きさは通常のボールと同じでも、肩肘への負担を軽減する軽さ
・「痛い」「怖い」を解決する柔らかさ
・低学年選手にスポットを当てた大会名「グリーンカップ」の想いに共感したカラー
内野ゴロを勘捕りしてしまう子の課題解決ボール
・あえてグラウンドの土と同系色で見えづらくすることでしっかり見る習慣をつける
・回転することで速く見えるような柄を印刷して集中力もUP
フライの落下点に入ることが苦手な子の課題克服ボール
・晴れていても曇り空でもボールが見えやすい真っ黒カラー
・フライの軌道や落下地点を覚える事で実戦に活きる
夕方以降も練習したいと頑張る子の課題克服ボール
・夜間でも明るい色であれば白ボールよりも見えやすい
・練習量が増えれば上達スピードも上がる
踏み固めた雪の上で練習を頑張る雪国の子の課題克服ボール
・積雪した屋外でもボールがよく見えるから冬場でも実戦練習可能
・ボールを忘れて帰ることも減り経済的にもGOOD
グリーンセーフティ―ボールは軽量かつ硬度を調整し柔らかくしていますが、その他のボールはすべて通常の軟式ボールの規格に合わせて製造しています。さまざまな課題にあった練習用ボールを使用しても感覚がズレることなく質の高い練習が可能です!
皆様からのアイデアも募集
こんな色があったらこんな効果があると思う!こんな重さや硬さのボールがあったらこんな課題が克服できると思う!そんな皆様からのアイデアも募集しています♪
そのアイデアが本当に商品になる可能性があるのが≪プレーヤーの真の力になりたい≫フィールドフォースの商品開発なのです!
心から子ども達のことを考えている野球用品メーカーの社長そして社員達の商品開発への挑戦は終わることなくこれからも続きます・・・
ボールひとつでも工夫次第で、問題や課題を克服するきっかけを作ることができます。
そしてそのきっかけを作ることが我々に与えられたミッションです。