【開発秘話】バッティングにおける軸足の重要性は?

きかっけは井端弘和さん

元プロ野球選手であり、U-12日本代表監督である井端弘和さんとの会話がきっかけで商品開発がスタートしました。

\それは/

バッティングの時に軸足が回ってこない子が本当に多いと思いますよ…

バッティングにおける軸足とは…

右打者なら右足、左打者なら左足

スウィングする際にタメをつくり

ボールへ力を伝えるのに重要です

U-12日本代表監督をしながら小中学生向けの野球スクール≪井端塾≫を行っている中で、この画像のように回転が不十分なことに加えて、軸足のかかとが上がらずに振り切ってしまう子ども達が非常に多いとのことでした。

打球が遠くに飛ばない…

弱いボテボテのゴロが多い…

ポーンと上がる内野フライが多い…

そんな子たちの多くが軸足に課題があると言います。

その課題を解決する練習用品をつくろう

まずは子ども達に軸足が回る感覚、そしてかかとが上がる感覚を知ってもらう必要があります。

今のスウィングとどう違うのか?どのぐらい変化するのか?映像や言葉ではなく、体で感じることが力強いスウィングを覚える近道です。

\こうなるには?/

開発初期の段階から井端さんと何度もセッションを重ね、目指す商品の形をイメージしていきました。

回転するために⇒ベアリング構造

かかとを上げるために⇒バネ構造

早速初期サンプルをつくり検証開始です。

まずは足を乗せ…

スウィングの動きをしてみると…

『軽い力で回りすぎてしまう』『バネが強すぎて最初からかかとが上がりきってしまう』『このバンドでは靴が固定されずズレる』などなど…さまざまな改良点が見つかりました。

商品開発室にあるさまざまなサンプルやパーツを駆使して解決方法を探します。

このような時すべてを工場に任せるのではなく、フィールドフォースの企画開発課として自分たちで方法を考えるのです。

\井端さんも一緒に/

靴がズレないためにはどの程度きつく装着しなくてはいけないか。

どんな素材なら回転する動きに耐えられるか。

そもそもバンドで固定することが正解なのか。

脱着も簡単にするには靴を乗せるだけにできないか。

週に1度必ず井端さんとフィールドフォースの社長、開発課の社員で繰り返し打ち合わせを行いました。

もう一つ重要なことを発見

すぐに商品として売り出すこともできましたが、妥協せず何度も試作を繰り返し、しっかりと時間をかけて商品開発を進めていきました。

井端さんをはじめとしてフィールドフォースの社長・社員も誰一人として「もうこれでいいんじゃないか?」という言葉が出ることなく突き詰めていきました。

試作品を広いエリアでテスト

回転運動のカギを握るベアリング構造の種類、バネの強度、バンドの素材や長さ、数点のサンプルを製作する中でさらに大事なポイントが見つかりました。

\それは構えの段階/

この画像からどこに問題があるかわかりますか?

スウィングする中で軸足の回転を補助する商品なだけに…

逆に【構えた段階で足・膝が外側に回っていってしまう】という点です。

膝が外に開いた状態からスウィングしても力は逃げてしまい力強いスウィングはできません。

実際にスウィングするときに軸足が回る角度は約90度

90度以上クルクル回転してしまうことがないよう、本体の上下にストッパーを付け、円盤状の土台ですがしっかりと理想の範囲のみ回る仕様になったのです。

指導を受けてさらに実感

今回開発した商品は先述した井端塾に通う生徒たちからも好評で、日々のスクールで指導してもらっていることが自宅でも練習できる!とすぐに購入して帰る子たちが多数いました。

また実際に社員たちが使用して素振りやティーバッティングをしてみたところ…

「軸足にきますね」「数回で結構キツイね」「かかとが上がってくる感じがいい」「今までの自分の振りと違う」

と、プロ野球の最前線で活躍されてきた井端さんがバッティングで重要視するポイントを、身をもって実感していました。

\使用して実感/

\外して確認/

大事なことは、商品を使って練習をした体の動きが実戦でできるかどうかです!

右打者なら右足、左打者なら左足をしっかりと効果的に使うことで、今までより10mボールが遠くに飛んだり、今まで弱いショートゴロだった打球が三遊間を抜けるようになったりするのです。

コラボ企画第1弾として登場!


心から子ども達のことを考えている野球用品メーカーの社長そして社員達、さらに井端弘和さんの商品開発への挑戦は終わることなくこれからも続きます・・・