この練習ってどんな意味が?
野球のバッティング練習でピッチャー側のかかと下にボールを置き、『かかとを浮かせた状態で打つ』という練習方法を何度か見かけました。
特に大学生や一般の選手が取り入れている練習ではないかと思います。
かかとの下にボールがあることでピッチャー側の足が回らずに壁を作ることができます
ボールを呼び込み体の中の力が入るポイントでミートする練習ができる
フィールドフォースの人気商品には傾斜がつくれる商品があります。
この鉄製のスウィングスタンドをうまく応用できないか?
せっかくならプラス@の機能をつけられないか?
足元に注目した商品の開発に着手してみることにしました!
踏み込み?踏ん張り?バネをつける?
この練習はボールを使っている選手が多いけど、スパイクでボールを踏むわけにもいかないし…
子ども達にも導入したいけど体の使い方がまだマスターできていない子たちはグリッと捻挫してしまうもしれないし…
この練習のためだけにかかとの下に置く商品を開発しても「ボールがあればいいじゃん」ってなってしまうし…
かかとを上げて固定するだけじゃなくて、野球には『踏み込む』という動きも必要なんじゃないか!!
踏み込む?!
そんな時、目についたのが文具の≪穴あけパンチ≫です。
程よく傾斜がかかっているのでつま先やかかとを上げることができる!
そして、なによりバネの力で『踏み込む』という動作・意識づけができる!
正式にサンプル製作をしてみよう
まずは簡単なイラスト作成から始めましたが、商品開発会議ではたくさんのアイデアがでて、すぐにバージョンアップした設計図になりました!
バネで踏み込む練習だけではなく、先述したバッティング練習のようにかかとやつま先を上げた状態で行う練習のために…
傾斜を固定する方法
赤いL字の板パーツを取り付けて、立てたり倒したりすれば2WAYの使い方ができるのではないか!と非常に良いアイデアや、L字の板ではなく棒状にしたほうが強度面を考えても最適ではないか?等々…
イラストを書き、使用イメージを伝えながら工場と連携してサンプルを製作しました。
今回も問題山積みです
問題1:バネが固すぎて踏み込めない
太さ違い、強度違い、長さ違いなどさまざまな種類のバネをテストしました。
問題2:表面が鉄で滑る
表面に滑らない素材を貼り付けよう!となり、ホームセンターでゴムシートを買って試したり、不織布素材のシートを貼ったり、実際にスパイクでの使用テストを行いました。
バッティングや守備練習、ピッチング練習で使用して各パーツの選定を行い、仕様を確定させました。
力んで腕の力だけでボールを投げたり打ったりしがちですが、足元を意識する練習用品があることでしっかりと下半身の力を使ったプレーを習得できます!
野球動作に必要な
踏み込む
踏ん張る
どちらの練習にも とってもいい!
商品名はステップボード
さまざまな練習で大活躍!
さらに詳しい解説・ご購入は
心から子ども達のことを考えている野球用品メーカーの社長そして社員達の商品開発への挑戦は終わることなくこれからも続きます・・・
この練習ってどんな効果があるんだろう?