【開発秘話】光があればもっとバッティング練習ができる

開発期間約2年・・・夜間練習を絶対に諦めなかった

夜の公園でもバッティング練習ができる!
吉村社長

日が暮れてボールが見えないから 練習ができない…

そんなもっと練習したい子ども達のために≪光≫を使おう!

今泉

ボールが光ればキャッチボールもできますね!

小宅

夜の時間に室内練習場に来る方々も、夕方になると外で練習が出来ないと嘆いてます…

鈴木

自分も子どもの頃は夜まで自主練してました!

吉村社長

実は今・・・

シャトルを打つバッティング練習を野球界の常識にしたスピードシャトル』を光らせようと考えているんだ!!

※スピードシャトル=フィールドフォースの主力商品であるバッティング用のシャトル(羽打ち練習用)

光るシャトルってすごい!

完成した光るシャトルをフィールドフォースがパートナーシップ契約を結ぶ 侍ジャパンU-12代表監督である 井端 弘和さんにも使ってもらったところ、「これまでのシャトルよりも重いからかな、思ったよりもビュッと来ますね。」「打感もあって良い!」「明るい中でやる練習よりも、集中できますね!」というコメントもいただきました。

井端弘和さんにも実際に打っていただきました

また、学校から帰ってから公園に集合し夕方~夜に自主練習をしている小学6年生たちからも「これがあれば今までより長い時間バッティング練習が出来る」「夜は素振りしかできなかったけどピッチャーのボールを打つみたいに練習できる」と喜びの声も届きました。

さらに遠く離れた高校の寮に入り野球部で頑張るお子様にご購入いただくこともありました。

そんな光るシャトルができるまでの開発秘話~裏側~を隠すことなく公開します

根底にあるのは『練習をしたい球児たちの力になりたい』という想い

塾や習い事など、学校から帰宅しても日々大忙しの学童球児たち。。。

「もっと練習したい」そんな想いを抱えていても、平日の日中はなかなか野球の練習時間を確保できません。

だからといって、習い事が終わり…宿題を終わらせて…日が暮れてからではボールが見えず練習ができない・・・

それならば!!家族が集う夕方~夜の時間を活用し、効果的な練習ができないものか。。。

そこでLEDライト搭載させた商品開発に着手

↑このキャッチフレーズのもと、暗くなっても屋外で練習が出来るLED投光器など多くの商品を開発してきました。

フィールドフォースが野球用品メーカーとして、野球=お金持ちのスポーツとならないよう より経済的に そして簡易的に より実戦的な 練習環境を創造・演出できないものか・・・

その課題の一つである夜間練習

数ある野球の練習の中でおそらく多くの選手が一番時間を割くバッティング練習

素振り ティーバッティング バッティングセンター 練習方法もさまざま

では夜間に適した練習はなにか?

必要な野球用品はなにか?

打っても飛距離が出にくく、そして転がらない。安全に省スペースで出来る打撃練習に最適な物…羽打ち練習をするスピードシャトルしか思いつかない!!と光るシャトルの開発が決まりました!

フィールドフォース製スピードシャトル
吉村社長

スピードシャトルを 外灯が無い暗い環境でも打てるようにしたら…

絶対に多くのプレーヤーに喜んでもらえる!

商品化への道のりは大苦戦

当初、スピードシャトルのヘッド部分(先端の丸く硬い部分で材質はEVAスポンジ)に、押込み式スイッチのLEDランプを内蔵させたプロトサンプルを作製。

スイッチ式サンプル

実際に夜の公園で使用してみると暗黒の夜空にこうこうと光る様は…大発明の予感!

が、しかし

実際に打って強度テストを実施すると、バットで打った衝撃でスイッチが自動的にOFF状態になったりLEDライトやそれを覆っている樹脂製のケースが容易に割れてしまうなど、問題の連続・・・ 残念ながら これでは強度面の問題でとても販売できるレベルではないと判断しました(泣)

ここまでにすでに数か月の開発期間を費やしていましたが、また一から出直しです…

強度面に問題あり

それでも諦めない

試行錯誤を繰り返しながら、LEDライトからシャトルの素材、設計までを大幅に修正してなんとか商品化できないかと吉村社長と生産工場の商品開発は続きます

開発の修正ポイント大公開

LEDライトのスイッチ部を、押込み式からスライド式へ変更。スライド式へ変更したことで、インパクトの衝撃を受けても、自動的にOFFになり光が消えてしまう頻度が激減

スライド式スイッチ

LEDライトの樹脂ケースの素材を、ABS樹脂からSB樹脂(スチレン・ブタジエン プラスチック)へ変更し、ケース自体の強度が大きく改善

樹脂ケースの素材を変更したことで、金型を再作成。多額の投資となる。金型修正では、樹脂ケースの肉厚・角をゆるやかにするR加工・スライド式スイッチ部の緊密性を追求。

シャトルのヘッドを射出成型製法へ変更。硬度の誤差がなくり、サイズも誤差が少なく均一になったことで、ヘッド内部での樹脂ケースがきっちりはまり、打った時の衝撃が最大限緩和緩衝され、樹脂ケースが安易に割れてしまう問題を解消

金型の設計も大幅に修正

後に強度面のテストをクリアすることになった最大のポイントは、シャトルヘッドの製造工程を大幅に修正したことです!

当初は、発泡させたEVA樹脂をヘッドの形状へ削る製法でしたが、それでは硬度にもムラがあり、LEDライトもきっちりはまらないことがわかりました。そして、それが原因で衝撃に耐えられず割れてしまっていたのです。

その点を改善するために軟化するほどに加熱したヘッド素材を金型に押し込んで成形する射出成型製法に変更したことで、バットで打つ衝撃にも耐えられる光るシャトルになりました。

≪総計5700回越え≫強度テストをクリアするまでの長い道のり

強度テストをしたシャトルの一部

何度も何度も実際にバッティング練習に使用し強度テストを繰り返しました。

ここで活躍するのがフィールドフォースで働く野球経験者の社員達!

投手役・打者役と2名体制で時間をかけて、回数を重ね、実打テストを実施しました。

「2番が66回目で接触不良」「5番が143回目で消えました」というようにLEDライトを付けた状態で点灯・点滅・消滅を確認します。

初期のスイッチ式のサンプルから合わせると、商品化まで実に総計5700回以上の実打テストを実施しました。

社員達が強度テストを実施

そしてついに強度問題もクリア!

【こんな効果も】

ボールの軌道を線で捉える感覚を養うにも最適なバッティング練習ギア

暗い中で、実際にLEDシャトルを投げてもらう…明るくグリーンに光るシャトルを集中して目で追うと、飛んでくる軌道がクッキリ。それだけに、山なりではなく、実際の投球に近い軌道で投げてもらうとより効果的!シャトルの軌道にバットを入れるように振ることで、打てる確率を上げる=ミート力を上げる=「ボールを線で捉える」感覚を身に付けることが出来ます。

打撃のない状況での連続点灯時間です
吉村社長

今までフィールドフォースのベストセラーであったスピードシャトル

そのヘッド部分にLEDライトを内蔵させたことで、外灯のない暗闇でも、シャトル打ちが可能に!

まさに夜間打撃練習の新常識!!

もっと練習をしたい!という球児たちの力になる新しい商品を生み出すことが出来ました!

≪ご購入はこちら≫

LEDライトを交換して継続使用可能

≪交換キットのご購入はこちら≫

心から子ども達のことを考えている野球用品メーカーの社長そして社員達の商品開発への挑戦は終わることなくこれからも続きます・・・